青釉瓜菱形水差し
H204 お問合せ
時代 五代 越窯系
銘款
サイズ 全高18.8cm、左右幅約15.5cm
最大胴径約13cm 大掛かりな補修がある

五代は唐と宋の間です。五代も末の北齋国の御用窯(柴窯)では初めて高温磁器”雨過天青”が焼かれたから、中国陶磁史上一線を画く時代でした。

越窯は中国六朝の時代〜五代に存在した原始青磁の半磁半陶器の窯でした。唐の時代では相当高く評価され、”千峰翠色”と喩えら得ます。五代は越窯の最後の時代であると同時に越窯の最高峰の秘色青磁が作られた時代でもあります。宋の時代の景徳鎮の青白磁や、龍泉窯の本格青磁とも、越窯青磁を傳承していると見られています。

この品は五代の時代の典型の造形しています。ほかの発掘品と比べますと、造形や装飾とも上々作です。

縄を通す左右の耳の外面には”風火輪”状の刻文を施した飾り耳が付けています。形備えも丁寧で優美さが感じあられます。現在発見されている五代の越窯水注の中でも最上級に品と思います。

当然完全品の方がいいですが、発掘品ですから、仕方がないとろもあります。耳飾りが付いている越窯水注一点は中国国家博物館にも展示されていますが、多少補修しています。