鈞窯青釉胆瓶
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時代 北宋〜金 鈞窯
銘款
サイズ 高さ約26cm、口径7.3cm、
胴径約14.3cm

この作品を紹介するため、まず2つ中国古典的な瓶の造形を紹介します。
胆瓶は唐の時代鈞窯系の窯から花瓶として作り始めました。簡潔素朴な胴体曲線が、古典の美として認識され、宋の時代では酒ではなく、花を盛りました。今世まで花瓶の定番として人気が高い。
玉壷春瓶は唐の時代お寺の浄瓶ですが、宋元の時代から大型徳利として使いました。曲線優美ですから、だんだん貴族たちの室内装飾品になりました。明清に於いては、玉壷春瓶は最高等級の装飾花瓶として作られ、官窯の特権とも言えるの造形です。
この壺は鈞窯のオリジナル花瓶で、宋鈞窯の常見する「胆瓶(鶴首徳利)」と元鈞窯の常見する玉壷春瓶の間で過渡的な造形ものかと思います。
基本的には玉壷春瓶として呼ばれます。この考えは天来飛来なものではなく、金の時代同じ北方の磁州窯の玉壷春瓶遺品はこの作品のように口の捻り弧度は浅いです。北方民族の審美感を加味した玉壷春瓶であります。
この花瓶は宋鈞窯物として、特有な年代特徴が揃っています。口縁部青紫色、殿青釉に風化穴多い、足部に釉垂れ、底部は”蟹甲青”現象があります。人為的な紫斑はありませんので、元入る前の作品には年代相応であります。

骨董市場では、鈞窯物に於いては紫色窯変のあるものは人気が高いですが、宋金の時代はこの品のような素な感覚を高雅とされました。全体的な感じはフリーア美術館蔵の鈞窯胆瓶と同じ手のものですが、造形的から考えますとそれより少し前の時代のものです。