五彩獅子唐草文壺
H114 お問合せ
時代 明中期 当陽郤窯
銘款
サイズ 最大胴径約14cm。高さ約18cm

この品の風格は”元紅緑彩”の風格を継承したものと見ています。若干変調した緑色、朱色調の礬紅彩と蜜蝋黄色は景徳鎮窯とはひと風代わりで、典型的当陽郤窯の紅緑彩ものです。
初期赤絵の色使いは紅色と緑色をメインにしているから、中国は”紅緑彩”と呼ぶ。明後期になりますと、釉上彩器の色使いは豊富になって、五彩と呼ぶようになりました。日本では概に赤絵と呼びます。

当陽郤窯は実はあの有名な宋赤絵の窯元修武窯です。明の時代の修武窯は中国は当陽郤窯と呼ぶです。明末で終わってしまった窯ですから、遺品は非常にすくないです。

胴体に俗に「獅子串花」と呼ばれる踊る獅子と唐花草の地紋の中国伝統図案で、明末清初の景徳鎮赤絵ものに多く見られる様式ですが、景徳鎮のものは獅子の方がもうちょっと大きいです。頸部と底縁部に繊細な地紋に蓮のモチーフ文様。非常に時代感のよい一品です。